御座を語る人たちシリーズ(井阪丹羽太郎)

明治の郷土史家。伊勢外宮に在職していた。
下の作品は明治16年(1883)に出版の
井阪丹羽太郎編纂『志摩國舊地』に集録されている。
分量的には少量だが、町史などに記載されている
初期の御座についての記載はこれをもとにしている。
但し、現代語訳してある。

井阪丹羽太郎編纂 『志摩国旧地攷』(明治16年刊)より

胡佐 (一つには御座となっている。)
○神宮雑例集は志摩の国胡佐の庄の内、神田四町四段といっている。
○二見の郷の御塩殿神庫として所蔵されている文和四年(1355)八月の二見御厨村主 末継言上書は御坐清原氏女……といっている。
○外宮旧神楽歌、郷村旧神楽歌等は御座の島御座の三ぐらしといっている。(但し後世の史家には、「三ぐうし」の誤記ではないかという人もいる。
後考をKつ。)
○志陽略志英虞郡村里の条項では、御座村は浜島の南東の方角25町(2.7km)先にあり、船でここに行きつくといっている。
○この村には左田という広い字地がある。参考のために記しておく。


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